結論:手数料率を公表しているのは21社中8社。公表されている率はほぼ20%で揃う

当サイトが比較している21社について、広告費に対する運用手数料率を公式サイトで公表しているかを2026年9月24日に一社ずつ確認しました。公表していたのは8社です。そのうちニュートラルワークスだけが広告費に応じた段階制で、残る7社はいずれも20%でした。

代理店公表している手数料率どこに載っているか
アナグラム媒体費100万円未満は最低手数料20万円、100万円以上は媒体費の20%公式FAQ「契約・料金」
PLAN-B運用額の20%公式「Web広告運用代行」の料金体系
デジタルアイデンティティ広告掲載費用の20%公式サービスページ
LANY運用額の20%公式FAQ
ジオコード月額運用予算全体の20%公式サービスページ
アドカル広告費の20%公式料金ページ
ニュートラルワークス広告費〜99万円は20%/100〜199万円は18%/200万円〜は応相談公式料金ページ
Koukoku.ai(当社)広告費の15〜20%当社の料金ページ

残る13社は手数料率を公表していません。うち電通デジタル・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・アイレップ(2024年4月にDACと統合し現 Hakuhodo DY ONE)・セプテーニ・Faber Company・Queue・メンバーズ・AI Hack の9社は、手数料率だけでなく初期費用・最低契約期間・月額もすべて非公表で、公式サイトの導線は問い合わせフォームと資料請求のみでした。

したがって「業界標準は何パーセントか」を全社横断の統計として示すことはできません。公表している8社を見るかぎり20%に集まっていますが、これは公表している側だけの数字です。非公表の代理店を検討するなら、見積もりを取って次の項目を揃えて比べてください。

確認する項目なぜ必要か
手数料の算定基準広告費に対する率か、月額固定か、その併用かで総額が変わります
率の場合の最低手数料アナグラムのように、広告費が少ない月は最低額が適用される契約があります
手数料に含まれる業務の範囲同じ率でも、含まれる作業の量が代理店ごとに異なります
追加請求が発生する条件制作物や計測基盤の実装が別見積もりになることがあります
最低契約期間公表していた社では「6ヶ月」「3ヶ月」「無し」が混在しており、途中で見直せるかが変わります

初期費用と最低契約期間も、公表しているのは少数

同じ調査で、初期費用を公表していたのは4社でした。

代理店公表している初期費用
ジオコード5万円
アドカル5万円(Web広告以外の施策も発注する場合は無料)
ニュートラルワークス広告費〜99万円は5万円/100万円〜は無料
ウィルゲート40万円〜(コンテンツ制作の運用代行・チームアサイン)、30万円〜(オウンドメディア分析支援)

最低契約期間は、アナグラム「初回6か月」、PLAN-B「6ヶ月以上」、LANY「原則6ヶ月から」、ウィルゲート「6ヵ月(SEO内製化支援)」、ジオコード「3カ月」、デジタルアイデンティティ「3ヵ月単位」、ナイル「2ヵ月〜(広告運用代行)」、メディアグロース「1か月〜」、アドカル「無し」、CINC「特になし」でした。6ヶ月と3ヶ月と無しが混在しており、「業界標準の契約期間」と呼べるものはありません。

手数料に「含まれている」べきサービス

手数料の範囲は代理店ごとに違います。同じ20%を提示されても、下の業務がどこまで含まれるかで実質的な負担は変わるため、見積書の記載を突き合わせてください。

手数料に含まれることが多い業務

  • キーワード選定・クラスタ設計
  • 推奨文・広告クリエイティブ作成(テキスト)
  • 入稿・審査対応
  • 週次レポーティング
  • 月次戦略ミーティング
  • CVタグ・GA4連携の初期設定

追加費用になりやすい業務

  • LP制作・改修
  • 動画・バナークリエイティブ制作
  • LLMO対策(JSON-LD実装・記事制作)
  • 引用率計測レポーティング
  • Slack日次報告・Looker Studioダッシュボード

アナグラムは公式FAQで「クリエイティブの作成には別途料金が発生いたします」と明記しています。こうした別料金の条件を公表している代理店は少ないため、商談前に「手数料の範囲でどこまで対応してもらえるか」「範囲外はいくらか」を書面で確認してください。

手数料が負担に感じる場合に取れる手

固定リテーナーへの切り替え交渉

広告費に対する率で払う契約では、広告費が増えるほど手数料も増えます。運用の手間が広告費に比例して増えるとは限らないため、広告費が一定額を超えた時点で月額固定への切り替えを相談する余地があります。応じるかどうかは代理店の方針によります。

成果KPIへの連動

CPA目標の達成状況によって手数料率を変える契約を設定する代理店もあります。費用対効果の担保にはなりますが、目標KPIの設計を慎重に行わないと、達成しやすい指標に運用が引きずられます。

複数代理店の相見積もり

13社が手数料率を公表していない以上、妥当な水準は相見積もりでしか分かりません。同じ広告費・同じ業務範囲を条件に揃えて出してもらってください。ChatGPT広告については対応できる代理店が限られるため比較対象は少なくなりますが、LLMO対策は選択肢が多くあります。

料金と価値を正しく評価するための5つの質問

  1. 「過去6ヶ月のCPA改善実績を教えてください」(実績を出せるかで運用の中身が分かります)
  2. 「月次レポートのサンプルを見せていただけますか」(内容の充実度を確認)
  3. 「担当者は何社を兼任していますか」(兼任が多いほど1社あたりに割ける時間は減ります)
  4. 「ChatGPT広告の出稿実績は何社ですか」(実績の有無で手数料の根拠が変わります)
  5. 「契約期間と、途中で解約する場合の条件を教えてください」(見直せる契約かを確認)

これらに具体的に答えられる代理店なら、提示された手数料の中身を判断できます。詳細な代理店比較はAI広告料金比較2026を参照してください。

各社の公表状況は2026年9月24日に各社公式サイトで確認したものです。料金は改定されることがあるため、実際の検討時には各社の公式ページで最新の条件をご確認ください。